金環食と初めてのシンセサイザー
先日のGoogleのトップ画面のmini moogと、先日の金環食。
非常に個人的に感慨深いものがありまして・・・。
中学2年生の時の、私の、ある意味で人生の分岐点となった選択。
それは・・・それまでお年玉等で貯めてた貯金で、天体望遠鏡を買うか、シンセサイザーを買うか、っちゅうことだったんすけどw。
天文学とかも、興味あったんすよ、結構。
シンセサイザーのカタログとビクセンのカタログ、両方並べて穴が開くほど研究してましたな。
で、結局、ビクセンの反射式天体望遠鏡を振り切って、シンセサイザーの方に傾き、色々な大人の事情にも左右されつつ、KORGやRolandを振り切って(YAMAHAは、CS-10触った段階で嫌いになったので候補から外しましたがw)これ買ったんですが。
以前にも、このブログでも触れた、ACE TONE の PS-1000。
一説によると、Roland創業者の方が、Rolandを始める前にACE TONE(日本ハモンド)ブランドのために設計したモデルらしいのですが、確認は取れていません。まぁ、不人気機種でしたし、超レア品です。
その昔、私がびっくりするほど名器を山ほど所有してるマニアの方に、「フェアライト持ってるって言われても驚かないけど、PS-1000持ってるというのには、びびりました」と言われたことはありますがw・・・そういう、超マニアックな機種です。
その後も、色々なシンセサイザーを購入したり手放したりしましたが、これだけは、中学生で手に入れてから現在まで、手放さずに所有してます。
この子のステージデビューは、中学3年生の時、ブラバンで「ルパン三世」やった時。
わたしゃ、トロンボーン担当なのに、無理矢理ねじ込んで、この曲だけシンセ担当しましたw。
高校の時は、うちの高校は、音楽の授業の期末試験は自由課題だったもので、高校1年生の時はこれと友達から借りたRoland SH-2, CSQ-100, Saturnを音楽室に持ち込んで、YMOのライディーンを、同級生でブラバンでクラリネットやってた友人と2人でライブ演奏、2年の時は、カセットレコーダー2台でピンポン録音で作ったバックトラックを流しつつ、千のナイフを演奏しましたな。
当時のうちの高校、とある事情で、「ロック・エレキ禁止」だったことが一部の世間で有名なんですが、シンセサイザーに関しては、当時はクラシック畑の冨田勲氏が有名だったし、YMOも、どちらかというと新しい電子音楽という捉え方をされてたし、そもそも、音楽の先生がシンセサイザー珍しがってた状態だったんで、OKだったんですな。
なんてことを思い出して・・・で、ふと気がついたんですが・・・・。
・・・・あんとき、そういえば、音楽室での本番前のセッティングの時、同級生の松本君も、これ、触ってたよな。「おぉ、これがシンセサイザーか、すげー、ちょと見せてくれ」とか言いながら・・・・。
・・・これ、もしかして、彼が触れた、最初のシンセか?
・・・もしかしたら、これ、とっても貴重なシンセサイザーかもしんないな、なんてことを、ちょっと考えてた今日この頃でした。
え? 松本君?
いや、高校の同級生で、ブラスバンドでクラリネット吹いてて、すぐ退部しちゃった人です。
彼がギター弾いてるなんて、当時、知らなかったし、サーベルタイガーなんてバンドやってるてことも、ちっとも知りませんでしたが。
卒業後、再会する機会もなく死んじゃった、高校時代の同級生です。
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