GOSICK
ホームズと言えば・・・。GOSICKがテレビアニメ化されましたね。
これ、元々は角川で出てるライトノベルで、結構好きな作品です。
普段、ライトノベル系って、まず読まないんですが、これは、たまたま出版された頃、書店に貼ってあったポスターで、表紙の絵が気になって・・・。いや、主人公が、クレイパイプ(焼き物のパイプですが)をくわえてたのが気になって、購入しました。
読んでみると、結構ダークで重厚な話だったりして、なかなか面白い。
古典ミステリの雰囲気が漂ってて(本格推理というわけではないけど、いわゆる名探偵ものの感じ)、ストーリーも練られている。古典ミステリ風味の仮想歴史ファンタジーとでも言ったものか・・・。
なんか、けっこう力のある筆者なんだなぁと思ってたら、この作者の桜庭一樹さん、そのうち直木賞作家になってしまいました。
今回、アニメ化されるにあたって、昨今の風潮から、主人公ヴィクトリカのクレイパイプが省略されるんじゃないかと心配してたんですが、昨日、第一回放送を見ていたら、それは回避されたみたいですな。
ただ、煙草も詰めてなきゃ、火も付けてなく、ただ持ってたり咥えてたりするだけ。
それでも、昨今の気違いじみた風潮を考えれば、良かったとすべきでしょう。
「アインシュタインがヘビースモーカーでなければ、もっとたくさんの発見をすることが出来ただろう」なんて言ってる人々すら、いるみたいなので、そのうち、シャーロック・ホームズもエルキュールポワロもエラリークィーンもメグレ警視も禁煙させられ、ネロ・ウルフは禁酒させられそうだ・・・。
まぁ、ホームズは、さらにヤクチュウだったりするんで、そっちの意味でも葬られそうですがw。
文化歴史まで検閲し、都合にあわせて改竄しようなんていうのは、シルクロードの大仏を爆破したアルカイダと、なんら違いのない行動だと思いますがね。
まぁ、脱線しましたが、とりあえず、GOSICKのアニメ版、この先が楽しみです。
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